2013年12月22日

盛土


盛土とは土を盛ることです。もともとある法面に土を盛るのも盛土ですし、道路や仮設道を作る為に土を盛ることも盛土といいます。

さて、この「盛土」の学習で重要になってくるのが「基礎地盤の処理」、「材料」及び「締固め」です。今回はその辺のお話をさせていただきます。

はじめにことわっておきますが、この記事の信頼性はあまり保障できませんので、あくまでも参考書の補助的な役割としてご覧ください。

基礎地盤の処理


内容としては「伐開除根」「表土処理」「基面整正」です。一言で言うと、「邪魔な木々を根ごと取り払った後、表面の土をすき取り、凹凸や段差をなくす。」です。ただし、傾斜地に土を盛る場合には、盛土の地すべりを防止する為に傾斜地に段差を作ります。これを段切りと言います。

伐開除根は邪魔な樹木を切り倒して、その根を抜く作業ですが、伐開除根作業には除草(草刈)も含まれています。また、盛土の高さによって、根からすきとる(抜根除去)のか地面で刈りとる(根元で切りとる) のかが変わってきます。ちなみに国交省では盛土高さ1メートル以下では、根からすきとる(抜根除去)ことになっています。

表土処理は盛土とのなじみを良くする為に行います。このとき、土中に残った草木の根や有機質土が除去されます。漉き取った表土は、盛土材としては利用できませんが、植物育成の為の養分が豊富なので、盛土後の法面保護工の際に、法面の植生工の客土として有効活用できますので、最後までとって置いてもいいでしょう。

基礎地盤の整正は傾斜等の様々な立地の違いによって方法は異なってきますが、平坦な場所では凹凸をなくすように基面整正を行います。傾斜地の場合には4割勾配(1:4 約14度)以上の勾配では段切りを行います。

この時、排水計画に基づいたトレンチの設置等の雨水対策を行います。また、軟弱地盤の場合には、以前説明した表層処理工法を行い、地盤の安定やせん断変形の抑制を図ります。

盛土材


好ましい盛土材料の基準として、
 ・圧縮性が小さく、せん断強さが大きいこと。
 ・締固めの容易な材料であること。
 ・トラフィカビリティーが確保できること。
です。中には軽量盛土材というものもあり、これらを使用することで盛土自体の自重を軽減させることができます。

締固め


これに関しては、現場の条件や特性によって様々に変化するものなので、これが正解というものは無いように思えますが、教科書的な解答で言うと、

「高まき(所定の厚さよりも厚く敷き均すこと)を防止するため、路体では仕上り厚さ30cm以下とし、路床では仕上がり厚さ20cm以下とする。」です。ここでの注意点は「仕上り厚さ」とは締固め後の厚さです。したがって敷均し厚さはそれから+5〜+10センチ程度になります。まあ、以下なので、敷均し厚さを仕上り厚さにしても問題は無いのですが、一応言葉の意味として覚えておいてください。

ちなみに、路床とは「舗装より下の土の部分で,ほぼ均質的な厚さ1mの層をいう。」とあります。ここで言うところの舗装とは「表層と路盤のこと。」なので、路床は路盤下から1メートル程度の部分。ということになります。路体とは、それ以外の盛土部分を指します。

締固めの方法等の決定は締固め試験(JIS A 1210)により行い、施工後の管理としては単位体積質量試験(現場密度試験)やプルーフローリングで良否を確認します。
(プルーフローリングは「プルーフ・ローリング」なので「プルー・フローリング」や「プル・フローリング」と覚えないようにしましょう。後々恥ずかしい思いをします。)

最後に


盛土施工後に沈下が予想される場合には、沈下量を予測してその分だけ天端を高く仕上げます。この時、沈下は内向きに進むので、法面勾配を少し急に仕上げれば沈下後にも天端幅員を確保することができます。

というわけで、そろそろ終りにしたいと思います。ここら辺の知識は実地の経験記述にも何気に使えたりするので、言葉とその意味を良く覚えておくと実地に有利になるかもしれません。

今回も、最後までお付き合いありがとうございました。それでは、失礼いたします。

posted by totorototoron at 11:42 | Comment(0) | 土木一般 土工 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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